「歯科予防」を考える

「虫歯予防」にはデンタルケアに対する皆さんの正しい理解が重要であると考えられているようです。現在ではインターネットなどを活用することで、様々なデンタルケアに関する情報を取得することができますが、皆さんは実際に「虫歯予防」に関する情報をネット検索されたことはございますか。実際に皆さんが歯医者さんに通院される時というのは、虫歯の治療に行かれる方がほとんどであると思われます。日本人の多くが歯医者さんを虫歯の治療をする場所だと考えているようですが、「虫歯予防」に大切なことは、虫歯の治療ではなく虫歯の予防する毎日のデンタルケアや定期的な歯科検診となりますので、「虫歯予防」に対する意識の高い海外からの情報を含め、皆さん自身が正しいデンタルケアに関する情報を身に付けていくことが何よりも最適な虫歯予防につながってくるでしょう。かかりつけ歯科医を検索されている方におきましても「歯科予防」に対するアドバイスを積極的に行う歯科医の選択が必要です。


「歯」の定期検診のススメ

皆さんは直近で歯の検診を受けたのはいつぐらい前になられますでしょうか。お口の中のトラブルが発生したときだけ、歯医者さんに行けば十分であるなどと考えていらっしゃる方々は、歯を失った時に初めて歯の予防の大切さを知ることになるのかもしれません。成長とともに生え変わる永久歯は、一度、失ってしまうと、もう二度と生えてこない大切な皆さんの身体の一部であります。人生100年時代などとも言われる超高齢化社会の中で、年をとっても美味しく楽しく元気に過ごしていきたいものでありますよね。歯を失ってしまう原因の多くが、歯周病や虫歯であるなどと言われておりますが、歯周病や虫歯を予防するためには少なくとも半年に1回ほどの歯科定期検診などを受けていただくことが目安となってくるようです。もちろん半年に1回の定期検診を受けていらっしゃったとしても、歯周病や虫歯になってしまわれる方もいらっしゃいますが、歯周病や虫歯は何よりも早期発見が大切でもありますので、日頃からのセルフケアに加え、定期検診のメリットをきちんと理解しておくことなどが大切なのではないでしょうか。最近では、一度、歯の検診を行うと定期的にメールやDMなどで、定期検診のお知らせを送信してくれる歯医者さんもあるようです。自らが歯科検診に行くための管理がムズカシイと考えていらっしゃる方は、そういったお知らせサービスを行っている歯医者さんを選ばれてみることも良い結果にむずびつくかもしれません。


歯の健康に意識しセルフケアに繋げる

多項目短時間唾液検査システムSMT(Salivary Muluti Test)を導入しているとある歯科クリニックでは、初心患者や定期健診の患者には必ず唾液検査を実施していると言います。そのメリットとして、「唾液検査をする事で、その人の口の中の状態や傾向が分かる」という点が挙げられます。体格や体質に個人差が存在するように、唾液の性状や口の中の状態も異なってきます。例えば、遺伝的に、白血球の働きが弱い人は歯周病になりやすい傾向がある等、唾液から分かる事でセルフケアのアドバイスがしやすくなります。唾液検査の結果をもとに、「甘い物は好きですか」「睡眠時間は取れていますか」など患者の食生活や生活背景などを把握し、口腔ケアに繋げる事も可能ではないでしょうか。定期健診で口の健康や清潔が保たれていると分かる事で患者自身も達成感が得られ、セルフケアの継続に繋げる事も出来ます。単に「歯磨きを頑張って」というだけでは継続する事は難しいものです。しかし、唾液検査の結果を見て納得し、達成感を得る事で、歯や口の健康に対する意識が高まると期待できます。また、唾液検査の結果から、歯ブラシや歯磨き剤の選択や効果的な使用方法など、状況に応じたセルフケア方法の提案もスムーズに行う事が出来ると思います。唾液検査は口腔内の状態を知る為のもので、病気の診断や治療に用いるものではない為、健康保険の適用外となります。ですので、費用は歯科医院によって異なってきます。一般的には1千~2千円で実施している歯科医院が多いと言います。検査を希望する場合は事前の問い合わせが必要な場合もありますのでお気をつけください。唾液検査は、患者が客観的数値として結果を知りたいという要望と、歯科医院が患者とのコミュニケーションを重視するニーズをつなぐ役目として、今後も注目されます。

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